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検査について
耳鳴りの検査では、まず、問診が行われます。
これは、標準耳鳴り検査法で内容が定められており、
それに基づいての問診になります。
それと同時に、耳や鼻、のどの検査が行われます。
そして、耳垢や中耳炎がないかを調べるとともに、
音響検査を行います。
これには、純音聴力やピッチマッチ、
ラウドネス・バランス、マスキング、ABR、
音響イオンピーダンス、OAEなどがあります。
これらによって、耳鳴りの音の高さや大きさ、
耳の音の吸収が、どの程度のものかを知ることができます。
また、中耳の気圧をみることができたり、
耳の骨の状態を知ることも可能です。
そして、場合によっては、画像検査が行われることもあります。
これは、レントゲンやCT、MRI、MRA、PETなどがあります。
そこで、耳の中や脳に、異常がないかを調べることができます。
また、血液や血圧を調べ、
高血圧の症状や貧血がないかをチェックもします。
その他、これらの検査で異常が見られない場合は、
ストレスや疲れなど、メンタル的な要素が原因となっている可能性もあるので、
そういった場合は、心理テストを行い、うつ病の可能性の有無などを調べます。
このように、耳鼻咽喉科で検査を受けることによって、
耳鳴りの原因を、ある程度予測することが可能です。
そして、結果によって、
耳以外の他の病気の可能性が考えられるケースでは、
脳外科や内科などを、紹介される場合もあります。
いずれにしろ、検査をすることによって、
今後の治療の方向性が見えてきます。